こんにちは。ロンドン駐在員のしゅーじです。
私はイギリスで働く中で、同僚の奥さまや上司の帯同経験者の方々とお話しする機会が多くあります。実際に生活されている方々から「楽しいこと」「大変なこと」「想像と違ったこと」など、正直な声をたくさん聞いてきました。
この記事は、そうしたヒアリングと私自身の現地での実体験をもとに
“駐在妻(帯同)のリアルなメリットとデメリット”
をわかりやすくまとめてみました。

海外移住は人生を大きく変えるイベント。帯同を迷っている方や、旦那さんがグローバルに活躍されている方の参考になれば嬉しいです。すでに渡航が決まっている方はこちらの記事もご覧ください!
駐在妻のメリット
英語スキルが格段に向上する
海外で生活していると、英語はどうしても避けられない存在になります。
買い物、病院の予約、子どもの学校、銀行手続き…すべて英語が基本です。
同僚の奥さまたちを見ていても、
- 渡航して3か月で買い物やレストランでは困らなくなる
- 半年で耳が少しずつ慣れ、聞き取れるスピードが上がる
- 日中は語学学校に通ってTOEIC・IELTSのスコアが急上昇
- 英語を使った在宅ワークや副業に挑戦
という方がとても多い印象です。
「英語は苦手…」と言いながら来た方でも、
生活がそのまま“英語のトレーニング環境”になるため、自然と鍛えられていきます。
英語学習のモチベーションが上がるのも、海外生活の大きな魅力ですね。
キャリアを一度リセットして新しい挑戦ができる
帯同の大きな特徴は、キャリアを一度ゼロベースで見つめ直す時間が生まれることです。
実際イギリスでは、帯同ビザの関係で働き方に制限が出る場合もありますが、逆にこれが“強制的な休憩”になって新しい挑戦を始めるきっかけになります。
ヒアリングの中で多かった声は、
- 日本では忙しくて挑戦できなかった勉強を始めた
- 英語・会計・マーケティングなど資格取得に取り組んだ
- ブログ・SNSを始めて収益化した
- 趣味が広がり、帰国後に仕事につながった
- 在宅ワークでフリーランスとして活躍するようになった
など、帯同期間がキャリアチェンジのきっかけになったケースが本当に多いです。
また、駐在員の待遇は総じて手厚く
家賃補助・医療・生活サポートが充実しているため、
「家計が不安で動けない」というストレスが少ないのも帯同生活の強みです。
夫婦の時間が増えて、関係が深まる
これはイギリスに来て強く感じることですが、海外駐在は“夫婦の距離が縮まりやすい環境”だと思います。私の周りのご夫婦も、皆さん強い絆で結ばれているように思います。
- 日本と比べて付き合いの飲み会が少ない
- 残業文化が弱く、帰宅が早い
- 知らない土地で支え合う機会が多い
- 週末は2人で散歩・旅行に出かけられる
実際、同僚の奥さまも
「日本にいた頃より、夫婦のコミュニケーションが増えた」
とおっしゃる方がとても多いです。
環境が変わることで、自然と協力し合い、関係が深まっていくように感じます。バタバタと過ごす日本では忘れがちな、互いの魅力に改めて気づかされる貴重な時間です。
圧倒的に海外旅行がしやすい
私個人的には駐在妻・海外帯同の“特大のメリット”がこれだと思っています。
私が住んでいるロンドンはヨーロッパ旅行の中心地のような存在で、
パリ・ローマ・ウィーン・バルセロナなどは週末だけで気軽に行ける距離です。
- LCCが驚くほど安い(片道数千円レベル)
- 2〜3時間でヨーロッパ主要都市へ
- 週末旅行のハードルが極端に低い
- 帯同期間に10カ国以上旅行した方も多い
実際、上司の奥さまは
「イギリスにいる間に行きたい国は全部回れた」
と話していました。
アメリカやアジアの駐在でも同様に、様々な国へ旅行しやすくなります。日本からだとなかなか行けない国にも気軽に足を伸ばせるのは、本当に大きな魅力です。
日本では出会えない人とのつながりができる
海外生活では、日常的にさまざまな国籍・文化の人と出会います。
- 世界中から集まる移住者
- 現地のママ友
- 語学学校の友人
- 日本人コミュニティ
- 海外で活躍する専門職の方々
イギリスでも、帯同をきっかけに
「日本では出会えなかったタイプの友人ができた」
という声はすごく多い印象です。
日本ではどうしても学生時代の友人や、子供の学校関係の付き合いなど、人間関係が固定されがちです。思い切って海外に飛び出すことで、価値観や視野を広げ、新しい挑戦や生き方につながることも珍しくありません。
駐在妻のデメリット
ここからは、現地の奥さまからのヒアリングで特に多かった“リアルな悩み”です。
出産・子育ての難しさ
海外での出産・子育ては、本当に負担が大きくなりがちです。
- 医療制度が日本と大きく違う
- 出産予約の仕組みが複雑
- 日本語で相談できる場所が限られる
- 家族が近くにおらず頼れる人がいない
- 保育園探しが大変で費用も高い
- 子育て支援が国によってまったく異なる
「一番大変だったのは子育て」という声は、帯同経験者の方から頻繁に聞きました。日本においては友人やご家族の支援を受けやすいですが、海外では困ったときに助け合える子育て仲間を見つけることが非常に重要になるようです。
自ら行動しないと退屈しやすい
国によっては労働が制限されているビザも多く、主体的に動かないと時間が本当に余りがちです。
※労働の可否についてはお早めに会社・旦那様に確認することをお勧めします。
- 日本のように娯楽が多くない
- 友達づくりを自分で動かないと始まらない
- 天候が悪い日が多く外出が減る
- “今日何しよう…”で1日が終わることも
「何もしないまま1年が過ぎてしまった」という声も聞いたことがあります。
行動力が生活の充実を大きく左右します。
日本より犯罪に巻き込まれるリスクが上がる
残念ながら、日本より安全な国は世界にほとんどありません。
- スリ・ひったくりは日常
- 夜は歩かない方がいいエリアが存在
- スマホの盗難が多い
- 詐欺も身近で、注意が必要
同僚の奥さまでも、スマホを道路で取られたり、バッグを狙われたりした経験がある方は複数いました。
海外生活は「日本とは安全レベルが違う」という前提が必要です。
厄介な人間関係に巻き込まれかねない
帯同コミュニティは狭いため、良い面と悪い面がハッキリ出ます。
- 噂が広まりやすい
- 距離感が近くて疲れる
- マウントや比較が起こりやすい
- 人間関係のトラブルが長く尾を引く
- 断りづらい“お付き合い”が続く
「人間関係がしんどくて帰国を考えた」という話も、残念ながら何度か耳にしています。
キャリアが中断される
帯同によって、日本で築いたキャリアが一度止まってしまうのは大きなデメリットです。
- 職歴にブランクが生まれる
- 日本帰国後の転職が難しくなる場合がある
- スキルが磨きづらくなる
- 周囲と比較して焦りが生まれる
キャリア志向の強い方ほど、この点は慎重に考える必要があります。一方で先述のように、駐在をきっかけにスキルアップする人も多いので、キャリアが中断されることをメリットと捉えるか・デメリットと捉えるかは個人のスタンスによっても変わります。
まとめ:帯同の正解は“夫婦ごと”に違う
イギリスで働きながら、多くの奥さまのお話を聞いてきましたが、
「帯同して本当に良かった」という方もいれば、「思った以上に大変だった」という方もいました。
大切なのは、
- 求める生活スタイル
- キャリアへの価値観
- 子育ての考え方
- 夫婦の優先順位
- 性格(行動力・適応力)
によって、感じ方が全く変わるということです。
ただ、人生の中で数年しか経験できない「海外帯同」は、
間違いなく大きなチャンスであり、大きな学びをくれる期間でもあります。
一度きりの人生、私は思い切って「ほかの人には得られない経験」をつかみ取ることをお勧めします。
この記事が、少しでも判断の助けになれば嬉しいです。これから海外に渡航されるという方は、是非コチラ↓の記事もご一読ください。



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