はじめに
こんにちは、ロンドン駐在員のしゅーじです。
いまやChatGPTをはじめとするAI技術が急速に進化し、「翻訳アプリがあるなら英語はもう不要なのでは?」と感じる人も増えています。実際、最近のニュースでもOpenAIのサム・アルトマンCEOが「AIは人間の生産性を大きく変える」と発言し、世界的な注目を集めています。
そんな時代に「英語を学ぶ意味はあるのか?」。結論から言えば、AI時代でも英語は必要だと確信しています。ただし、学ぶ目的や方法は大きく変化しつつあります。ここでは私自身の駐在経験を交えながら、AI時代における英語の価値を整理してみます。
翻訳機能では伝わらない「信頼感」
AI翻訳の精度は大きく進化しました。契約書やメールの一次翻訳なら、ChatGPTやDeepLで十分なレベルです。しかし、ビジネスの現場では「言葉の正確さ」以上に信頼感や人間関係が重要です。
例えば、商談の場で逐一アプリを介して話す人と、文法や発音が不正確でも自分の言葉で話す人。信頼されるのは後者です。私もロンドン駐在時、現地同僚から「君の英語は正確じゃなくても、気持ちが伝わるから信用できる」と言われた経験があります。
👉 信頼はAIが補えない“人間ならでは”の要素。英語で直接やり取りすることが、交渉や人脈形成に直結します。
英語力は「キャリアのパスポート」
AIが進化しても、グローバル人材の需要はむしろ増加しています。
駐在や外資転職の現場では「翻訳アプリを使える人」ではなく、「自分で交渉できる人」が求められます。大事な国際会議の場で、iPhoneをチラチラ見ながら交渉を行う日本人を、アメリカや英国で修羅場をくぐってきたエリートたちは信頼するでしょうか。
近年成長著しいベトナムやインドなど、いわゆる発展途上国のビジネスマンたちも、今や当たり前に英語を話してグローバルの世界で活躍しています。
日本が国際的な優位性を保つために、英語を話せるサラリーマンが増えることは必須だと確信しています。
私自身ももともとは翻訳ツールに頼りきりの人間でしたが、こつこつと努力を積み重ね、英国駐在の切符をつかみ取ることで、今ではイギリス人と堂々と会議ができるレベルに達しました。ビジネス英語はビジネスの場で身に付けるのが一番。
AIと英語は「共存関係」
重要なのは「AIがあるから英語はいらない」と切り捨てるのではなく、AIを英語学習のツールとして使う発想です。
AIを活用した英会話アプリの広告を見ることも増えているかと思いますが、私はChatGPTを活用して以下を行っています。
- 英会話のシミュレーション
- 自分の英文メールの添削
- 発音や自然な表現のチェック
これにより、従来の英会話スクールよりも圧倒的安価かつ効率的に練習できています。私たちはAIとともに英語を学べる時代を生きていること、本当に幸運だと思います。AIはただのツールでも敵でもなく、学びを加速させるパートナーなのです。
英語学習の「自己投資効果」
英語を学ぶこと自体がキャリアに直結する自己投資です。
- 習慣化力:毎日の学習を積み上げる力
- 論理的思考力:英文法を通じて培われる整理力
- 情報収集力:海外ニュースや専門論文を直接読める
例えば、2024年に起きた米国大統領選挙をめぐるAI規制議論。現地メディアを直接読んだことで、日本語ニュースよりも早く正確に状況を把握できました。こうした情報アクセスの差は、AI翻訳では完全に埋められません。
まとめ|AI時代だからこそ英語は「武器」になる
AI翻訳やChatGPTは間違いなく私たちの生活を便利にしました。しかし、英語力が持つ以下の価値は変わりません。
- 信頼感の構築:直接伝える力が人間関係を作る
- キャリアのパスポート:駐在や転職の扉を開く
- 自己投資効果:習慣・論理・情報収集力を育む
AIは英語学習を不要にするものではなく、英語を学びやすくする存在です。
むしろ「AIがあるからこそ、英語学習は効率的になった」と考えるのが賢いやり方です。
AIと英語を掛け合わせることが、これからのキャリアを広げる最大の戦略。
もしあなたが「学ぶべきか」と迷っているなら、今すぐ小さな一歩を踏み出す価値があります。

