こんにちは、イギリス駐在員のしゅーじです。
渡航準備の中でよく聞かれるのが、
「駐在や留学に行くとき、日本の携帯番号は解約すべき?残すべき?」
という疑問です。
一見すると「料金がもったいないから解約しようかな」と思いがちですが、これは絶対にやめたほうがいいです。
私は駐在生活で、番号を解約したことで大きなトラブルに陥った人を何人も見てきました。
日本番号を解約して困った事例
- Amazonにログインできなくなった(SMS認証が必須)
- 銀行アプリが開けず送金も残高照会も不可
- 証券口座に入れない
- マイナポータルが利用できない
原因はすべて「SMS認証に必要な日本の番号を解約してしまった」ことです。
番号を失ったら海外からは再取得できず、日本に帰国するまで復旧できないこともあります。
👉 留学生も例外ではありません。学費支払い、Amazon利用、奨学金関連の口座確認など、番号がないことで大きなストレスを抱えます。
結論:日本の番号は絶対に残すべきです。
日本番号を残すなら楽天モバイルがおすすめ
私自身が選んだのは 楽天モバイル。
他にもahamoやpovoを検討しましたが、総合的に見て楽天が最適でした。
楽天モバイルのメリット
- 月1,078円〜で番号維持可能(3GBまで)
- 海外でも2GBまでは追加料金なしで利用可
- eSIM対応で現地SIMとワンクリック切替
私は普段イギリスでは格安SIM(Lebara)を使い、銀行アプリやAmazonの2段階認証が必要なときだけ楽天回線に切り替えています。
「番号がなくて困る」ことが一切なくなりました。

比較:楽天モバイル vs ahamo vs povo
「じゃあahamoやpovoではダメなの?」という声もあります。
それぞれの特徴を比較してみましょう。
| サービス | 月額料金(税込) | 海外利用 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 楽天モバイル | 1,078円〜(3GBまで) | 海外2GBまで無料 | 最安で番号維持可能。eSIMで現地SIMと両立しやすい |
| ahamo | 2,970円(20GB) | 海外20GBまで利用可能 | データは多いが、一本で生活するのは非推奨。現地SIMも結局必要 |
| povo | 0円〜(トッピング課金) | 海外利用不可 | 基本料ゼロだが、SMS受信不可 → 2段階認証NG という致命的欠点 |
ahamo一本で生活するのをおすすめしない理由
ahamoは海外でも20GB使えるので「これ一本でいいのでは?」と思いがちです。
しかし実際には 現地SIMも別に契約する必要が出てきます。
- ahamoは「海外利用20GBまで」と制限があるため、長期駐在や留学では不十分
- 通話は現地番号が必要になる場面が多い(不動産契約・銀行口座開設・宅配受取など)
- 現地でのサポートや緊急連絡は現地番号なしでは不便
私の同僚も最初はahamo一本で挑戦しましたが、結局「銀行や不動産に現地番号を求められ」て、追加でSIMを契約する羽目になりました。
結果的にコストも二重になり、非効率でした。
povoを選ぶリスク|2段階認証ができない
povoは「基本料0円で番号維持できる」という点で魅力的に見えます。
しかし海外駐在や留学で利用するには致命的な欠点があります。
- povoはSMS受信に対応していない
- つまり 銀行・Amazon・証券口座などの2段階認証ができない
- 「番号を持っているのに、認証で使えない」という最悪のパターンになる
実際に私の知人で「povoで番号を残したが、銀行アプリにログインできず詰んだ」ケースもありました。
この点だけでも、駐在・留学用途にはおすすめできません。
結論:楽天+現地SIMの二刀流が最適解
- 日本の番号は楽天モバイルで維持
- 普段の生活は現地SIMを契約(私はイギリスでLebaraを使用)
- eSIM切替で両方をワンクリック運用
ahamoは「短期滞在+データ消費が多い人」には候補になりますが、長期駐在や留学では結局現地SIMが必要になります。
povoは2段階認証ができないため論外です。
👉 楽天モバイル公式サイトはこちら
👉 Lebara UK公式サイトはこちら
今すぐやるべきこと
- 日本にいるうちに楽天モバイルを契約し、番号を残す
- 渡航後は現地SIMをオンライン契約
- eSIMで両方を使えるよう設定しておく
これだけで 「番号を解約して大失敗するリスク」 を完全に避けられます。
「今のうちに番号を残しておけば、出発後に困ることはゼロです。」
これは駐在・留学を経験した私が自信を持って言えることです。

