海外駐在員を目指す人・駐在が決まった人が読むべき5つの本

ビジネス

こんにちは。ロンドン駐在員のしゅーじです。

私はもともと海外経験がまったくありませんでしたが、イギリス・ロンドンへの駐在のチャンスを掴み取りました。

振り返ると、語学力や業務実績ももちろん大切ですが、それ以上に“海外で働くとはどういうことか”を理解し、マインドセットを整えておくことが重要だったと感じています。

そこで今回は、「海外駐在員を目指す人」や「これから駐在が決まった人」にぜひ読んでほしい本を5冊ご紹介します。

実際に私が読み、価値を感じた本だけを厳選しました。読むだけで、海外で戦うための“思考の軸”が整うはずです。

総合商社とは何か

📘 著者:猿島庸平/出版社:平凡社

Amazon.co.jp: 総合商社とはなにか: 最強のビジネス創造企業 (1019;1019) (平凡社新書 1019) : 猿島 弘士: 本

最初に紹介するのは、猿島庸平さんの『総合商社とは何か』。

私は商社マンではありませんが、日本企業の海外展開を語る上で“総合商社の発想”を理解しておくことは非常に重要だと感じ、この本を手に取りました。

本書では、三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・住友商事・丸紅といった五大商社の実像を通じて、**「なぜ商社が世界で稼げるのか」**を徹底的に解き明かしています。

単にモノを売買するだけでなく、資源・金融・物流・インフラなどあらゆる分野を横断して「事業を創り出す」商社のダイナミズムが描かれています。

読んでいて特に印象的だったのは、**“商社はリスクを恐れず、リスクを設計するビジネス”**という一節。

リスクを回避するのではなく、リスクをマネジメントしながらリターンを取りに行く姿勢は、まさに海外駐在員にも通じる考え方です。

駐在先では商社出身の方と接する機会も多いですが、この本を読んでおくと、彼らがどういう視点で世界を見ているのかが理解でき、会話の質が一段と深まります。

海外ビジネスに関わるすべての人におすすめできる、良質な一冊です。

英語の決算書を読むスキル

📘 著者:山口 真一/出版社:ダイヤモンド社

英語の決算書を読むスキル−海外企業のケーススタディで基礎と実践をおさえる | 大津 広一 |本 | 通販 | Amazon

海外駐在員として働くなら、ファイナンスリテラシーは避けて通れません。

この本は、Apple・H&M・スターバックスなどの実際の財務諸表をもとに、英語の決算書を読むスキルを身につけることができます。

私自身、駐在してから「英語のPL・BSを読む機会」が圧倒的に増えました。

とくに海外子会社では、自分たちで経営数値を作り上げる場面も多く、数字を読める力がそのまま“経営力”に直結します。

日本の経理部門や本社経営企画部とやり取りをする際にも、財務諸表を正しく理解できるかどうかでコミュニケーションの質が大きく変わります。

営業やマーケ職の方にとっても、ターゲット企業の財務分析に役立つ一冊です。

「英語の決算書は難しそう」と感じる方こそ、この本から入ると一気にハードルが下がります。

日本人が海外で最高の仕事をする方法

📘 著者:糸木 公廣/出版社:英治出版

日本人が海外で最高の仕事をする方法――スキルよりも大切なもの | 糸木 公廣 |本 | 通販 | Amazon

「人を信じられる人がいちばん強いのです」

――このフレーズに惹かれて手に取った本ですが、読み終えたときに感じたのは“海外で働く上での覚悟”でした。

異文化の環境では、言葉も価値観もまったく違います。ときに理不尽な状況に直面し、自分が何者なのか分からなくなることもあります。

そんな中で成果を出し続けるためには、「自分を信じること」ではなく、「他者を信じる力」が必要なのだと、この本は教えてくれます。

私もロンドンでチームを率いる中で、“信頼を先に差し出す勇気”の大切さを痛感しました。

駐在前に読んでおくことで、どんな環境でも折れないメンタリティが身につきます。

入社一年目の教科書

📘 著者:岩瀬大輔/出版社:ダイヤモンド社

入社1年目の教科書 ワークブック | 岩瀬 大輔 |本 | 通販 | Amazon

「えっ、今さら入社一年目の本?」と思うかもしれません。

ですが、海外駐在とは言い換えれば**「新しい社会人生活の再スタート」**です。

異国の地で仕事を始めると、文化もルールも常識も一から学び直す必要があります。

そんなとき、この本の中にある「基本に立ち返る姿勢」がとても役立ちます。

たとえば「頼まれたことは、期待を超えて返す」「メールは3行でまとめる」といった一見シンプルな原則も、異文化環境では特に重要です。

ロンドンでも日本的な丁寧さとスピード感を両立できる人は信頼されます。おすすめの使い方はこの本を読みながら、自分がこれまでの仕事でできていたこと、できていなかったことを改めてチェックすること。

駐在員としての“第二の一年目”を迎える前に、改めてこの本で自分を整えるのがおすすめです。

グローバルリーダーのための「トランジション・マネジメント」

📘 著者:馬場 久美子/出版社:ダイヤモンド社

グローバルリーダーのための「トランジション・マネジメント」 海外駐在で成功するための条件 | 馬場 久美子 |本 | 通販 | Amazon

日本から海外へ、部署から子会社へ――この“環境の移行期”をどう乗り越えるかを体系的に解説しています。

海外駐在の最大の壁は、語学でもスキルでもなく「環境変化への適応」です。そして日本人が少ない海外拠点では、誰しもがリーダーとしての役割を期待されます。

私自身も駐在初期にこの本を何度も読み返し、異文化の中で“自分らしいリーダーシップ”を見つけるヒントを得ました。

異文化理解・人間関係構築・組織運営など、あらゆるテーマに通じる“人生の転機の教科書”です。

まとめ:駐在は「準備した人」からチャンスをつかむ

海外駐在は、努力したから必ず掴めるものではありません。

でも、「準備していた人」には確実にチャンスが訪れます。

今回紹介した5冊は、どれも私自身の価値観や行動を大きく変えてくれた本ばかりです。

ぜひ一冊でも良いので、気になる本から読んでみてください。

読むことで“海外で働く覚悟”が明確になり、自分がどんな駐在員になりたいのかが見えてくるはずです。

そしてその先に、あなた自身のグローバルキャリアがきっと開けると思います。

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