【2025年版】TOEIC700点を最短で突破する方法|金フレ・過去問・リスニング先読み術

TOEIC

はじめに

こんにちは、しゅーじです。

前回は「海外駐在に選ばれる人の条件」についてお話ししました。今回はキャリアの武器になる TOEIC学習法 について解説します。

私自身、留学経験はありません。それでもTOEIC910点を取得し、その後のキャリアにつなげることができました。今回ご紹介する方法は、誰でも・どこでも実践できる「効率を最大化した学習法」です。

そもそもTOEICって勉強する意味あるの?と思う方はこちらの記事も読んでみてください

まずは700点を突破したい方 に向けて、効率的な勉強方法を紹介したいと思います。なぜ700点かといえば「お、英語が得意そうだな」と社会で認識される現実的なラインだからです。

それと同時に、700点は海外駐在員に選ばれるための最低スコアだと私は考えています。

中学卒業レベルの基礎英語力があることは前提になりますが、この記事に忠実に英語学習を進めてもらうことで、必ず3か月〜1年のうちにTOEIC700点を達成できるはずです。


単語力が最優先 ― 『金のフレーズ』を極める

TOEICで点数を上げる最短ルートは、単語力の強化です。これは間違いありません。

「リスニングが苦手だからリスニングだけやる」という方も多いですが、実際には単語が分からないとリスニングもリーディングも伸びません。すべての学びの土台は単語なのです。

私が擦り切れるほど使ったのは、TOEIC対策で定番中の定番である 『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ』(通称:金フレ)

この一冊で、頻出単語はほぼ網羅できます。

英語に自信がなく、一から勉強をやり直したい方は、銀のフレーズからスタートするのもおすすめです。こちらは「最短ルートで600点」を目指すための単語帳です。

(英語力ゼロからTOEIC600点を目指すための記事は、現在執筆中です。公開までしばらくお待ちください)

ステップ1:金フレの700語を覚える

金フレにおいて「~730点レベル」とされている700語を徹底的に覚える。「なんだ、地道な方法だな」と思われた方もいるかもしれません。
ただこの壁を超えると、一気にTOEICの英文が理解できるようになります。リスニング問題に関しても、スクリプト(原稿)を読めば内容が理解できるようになっているはずです。

700語は一朝一夕には覚えられませんが、ここを乗り越えられるかどうかが運命の分かれ目だと思ってください。

おすすめは1日100語を高速で流し見ること(高速回転法)。高速回転法では「英単語だけを見る⇒日本語訳を思い出す⇒思い出せなければ答えを確認」のサイクルを、1単語あたり10-15秒ほどで繰り返していきます。これを100単語で繰り返せば、一日当たりたったの20分~25分で一つのサイクルが終了します。
一日20分であれば、電車通勤・通学の時間にでも続けられそうだと思いませんか?このペースで学習をすれば、1週間でちょうど700語を一周できることになるんです。

人間の記憶は1週間程度であればぼんやり残るので、初見→なんとなく見たことある→覚える→忘れかける→思い出すのサイクルを回し続けることが重要です。最初はなかなか頭にしみこまないかもしれませんが、このサイクルを2-3ヶ月繰り返せば、着実に単語は脳に染み込んでいきます。完全に覚えた単語は、途中から無視してもOKです。これにより徐々に100語を回すサイクルも高速化されていきます。
このプロセスを経ることで、基礎単語力は段違いになることをお約束します。

ステップ2:音声アプリを併用

『abceed』アプリを使うと金フレの音声が無料で聞けるので、移動中や寝る前に繰り返し耳に入れるのがおすすめです。自分が想像していた発音と、ネイティブの発音は異なることも多々あるので、週に一度は音声も聞くことを推奨します

単語が分かれば、問題文のテーマを素早くつかめるようになり、解答スピードも正確性も一気に上がります。まずは一か月(700単語×4サイクル)を終えてから、次の勉強法に進むことをお勧めします。いつでもこの記事にたどり着けるよう、是非ブックマークをお願いします。

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過去問=公式問題集を3回解く

単語の基礎ができたら、次は 過去問演習 です。

使う教材は 『TOEIC公式問題集』シリーズ。これは本家ETS(TOEICの運営団体)が作成しているため、問題の傾向や難易度が最も本番に近いです。たくさん問題集は出版されていますが、TOEICの出題傾向は若干変わっていくため、まずは最新版を購入することをお勧めします。

公式教材・問題集|【公式】TOEIC Program|IIBC

まずは3回分、テストを解いてみましょう。なぜ3回かというと、以下のプロセスを回せるから。

  1. 1周目:形式に慣れる(最初は点数が低くても気にしない)
  2. 2周目:通しでテストを解き、今の実力を認識する
  3. 3周目:7つのパートのうち、自身が苦手なパートを特定する

TOEICは出題形式がほぼ固定されています。だからこそ「形式に慣れること」が得点アップの最短ルート。

繰り返すうちに「自分はパート3の会話文を理解できていない」とか「パート5の文法問題に時間をかけすぎてパート7を解き切れない」など、自分の癖や弱点が見えるようになります。

ここで極端に苦手な苦手なパートを見つけた場合は、各パート専門の問題集・参考書を活用することも検討しましょう。

全体的に正答率が低い場合は、まずPart5を徹底的に磨くことをおすすめします。なぜならPart5にはTOEICの頻出単語と基礎文法が全て詰まっているから。これはリスニングのスコアアップにも効果ありです。

超オススメのベストセラー問題集はこちら。

この一冊をやり切った時、あなたの英語力は段違いになっていることをお約束します。


リスニング強化は「先読み」がカギ

リスニングが苦手な方、多いですよね。TOEICのリスニングで必須のスキルが 先読み法 です。

先読み法の流れ

  1. 音声が流れる前に、設問と選択肢(少なくとも2つ)をざっと読む
  2. どこが回答のポイントになるか、事前にざっくりと予想する (レストランの予約時間がカギとなりそう、新製品の特徴についての会話だ、など)
  3. 答えを待ちながら音声を聞く

「聞きながら考える」では遅く、「聞く前に準備」しておくのが大切です。問題と問題の間や、パートの冒頭には必ず無音の時間があるので、その間にできるだけ選択肢を読み進める必要があります。これは慣れなので、数をこなすしかありません。


皆さんお気づきの通り、「先読み」の技術はリーディングスキルとも直結しています。なので私のお勧めは、先読み法を徹底するために、まずはリーディングスキルを高めることです。リーディングの学習と並行して、以下の勉強法で耳を鍛えていきましょう。

効果的なリスニング練習法

  • シャドーイング:公式問題集の音声を追いかけながら、自分も喋る。声には出さず、口をパクパクさせるだけでもOKです。(サイレントシャドーイング)。わからない単語や、聞き取れない箇所が徐々に炙り出されてきたら、台本を見て一つずつ潰していきましょう。おすすめは一つの過去問について、3回以上シャドーイングを行うこと。事前に答えを知っている状態で良いので、「耳が言葉をキャッチできた!」という感覚を大切にしてください。
  • Podcast活用:『BBC Learning English』や『All Ears English Podcast』を毎日10分で良いので聞く。これらのPodcastの英語はTOEICよりもスピードが速いので、初めは困惑するかもしれません。ただ少しずつこれらスピードに慣れていけば、TOEICのリスニング問題は徐々にスローに感じるようになります。

私は通勤時間に公式問題集を聞きながら、サイレントシャドーイングをしていました。夜はYouTubeやPodcastでリアルな英語に触れるようにしていました。

毎日たった30分の積み重ねでも、3か月後にはリスニング問題が別物のように聞き取りやすくなります。


リーディング強化は「基礎文法+単語力」

リーディングで伸び悩む人の多くは、文法の基礎不足 が原因です。

中学英語を避けてきた人ほど、TOEICパート5(短文穴埋め)でつまずきます。ここを克服するだけで一気に点数が安定します。おすすめの参考書は以下の通り

  • 『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』(学研)
  • 『大岩のいちばんはじめの英文法』(ナガセ)

このどちらかを一冊仕上げるだけで「品詞」「時制」「関係詞」などの基礎が固まり、リーディングの理解スピードが格段に向上します。

またよくあるのが単語は分かっても、前置詞・接続詞やイディオムが苦手なパターン。以下の意味はパッと出てきますか?

【前置詞・接続詞】
・in spite of
・according to
・even though

【イディオム】
・carry out 
・be in charge of
・make up for

いずれも金フレではしっかりカバーされているので、困ったときはもう一度金フレに戻りましょう。接続詞やイディオムのページを中心に単語力を強化すれば、さらに50点や100点は確実にスコアアップが狙えます。

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大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】 (名人の授業) | 大岩 秀樹 |本 | 通販 | Amazon


裏ワザ アイテム

ここまでのプロセスを仕上げたあなたは、確実に700点以上を取得する基礎体力がついているはずです。ここで最後に、しゅーじ流の裏技をお伝えします。
英会話スクールや学校では教わらないですが、私にとっては効果抜群の裏技でした。

それは…

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こちらです!まずは騙されたと思って、過去問を解く前に飲んでみてください。

TOEICは2時間の長丁場なので、途中で必ず眠くなったり集中力が途切れる時間帯があります。ここで強力なサポートをしてくれるのがエナジードリンクに含まれるカフェイン。

カフェインには「頭をすっきりさせる力」があります。仕組みを簡単にいうと、私たちが疲れたり眠くなったりするのは「アデノシン」という物質が脳にたまっていくからみたいです。

カフェインはこのアデノシンの働きをブロックしてくれるので、眠気を感じにくくなり、集中力や反応の速さが高まるんです。さらに、カフェインをとると脳内のドーパミンやノルアドレナリンといった「やる気」や「覚醒」に関わる物質も活発になり、勉強やテスト中の持久力をサポートしてくれます。

実際に海外の研究では、適度なカフェイン摂取によって記憶力や課題の正答率が上がることも報告されています。TOEICのように2時間以上集中力を切らさず問題を解き続ける試験では、この効果はとても大きいです。

ただカフェインには利尿作用があるので、テスト直前に必ずトイレに行くことと、エナジードリンクのサイズは小さめにすることを徹底してください。


まとめ|TOEICは「習慣」で勝てる

ここまで紹介した学習法を整理すると、次の4ステップです。

  1. 『金のフレーズ』で700語以上を覚える
  2. 公式問題集を3周して形式に慣れる
  3. リスニングは「先読み」を習慣化、耳を鍛えるシャドーイング&ポッドキャスト
  4. リーディングは基礎文法+単語力(特に接続詞・イディオム)で安定させる
  5. 裏技のレッドブルを忘れずに!

TOEICは才能よりも「習慣の積み重ね」で結果が出るテストです。

私自身も留学経験はありませんでしたが、この方法を続けることで910点を取得できました。まずは700点を突破し、あなたもグローバルキャリアの入り口を突破してください。これが海外駐在や収入アップの第一歩になると信じています。

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